サイズについて
■実印について
まず、実印は1人に一本です。よく店頭で、「主人と共同で登録するから名字のみで」という方がいらっしゃいますが印鑑登録は1人一本が基本です。
実印(姓名彫り)
サイズ | 男 | 女 | 備考 |
---|---|---|---|
φ13.5×60mm | ○ | ◎ | 女性の姓名彫り実印主流サイズ |
φ15×60mm | ◎ | ◎ | 男性の姓名彫り実印主流サイズ |
φ16.5×60mm | ◎ | ◎ |
※社会慣習上、夫よりも妻がひとまわり小さいサイズをお作りになることが多いです。
最近はご主人と奥様の二人名義のローンがほとんどで、ならべて押印されることから夫婦茶碗のように大きさに差をつけるようです。
どっちが、どちのか大きさがちがうとわかりやすい、という理由もあるようです。が、現代は男女平等の時代です。「オランダ水牛」の項目でもおはなししましたが、仕事持ちの女性が増えるにつれ、女性の15ミリ印鑑がふえてきたように、「女房とおなじでもいい」ということで、φ13.5×60mmの実印の男性も増えてきました。また、5文字名前の方や画数の多いお名前の方はやはり大きめをおすすめいたします。
実印(名字または名前のいずれか)
サイズ | 男 | 女 |
---|---|---|
φ12×60mm | ○ | ◎ |
まねされにくとか、登録時にはねられいくいとかのことを考えると、姓名彫りの実印にこしたことはないのですが、姓または名のみの実印もございます。
男性が人生で一番初めに印鑑証明がいる一番多いケースはお車の購入です。この場合、たいがいお若く、ご両親が印鑑をつくられることが多いようです。
こんな場合、φ12で名字のみの実印をおつくりになることが多いのです。
就職し結婚したら、ご自分で姓名彫りの実印を新たにつくり、名字のみのは銀行印に下げてお使いのことがほとんどです。女性は結婚後は名字が変わるということで下の名前のみの登録がみとめられていますので、下の名前で実印をつくるときはこのφ12×60mmサイズが多く、おなじく結婚されたりしたら、ご自分で姓名彫りの実印を新たにつくり、名字のみのは銀行印に下げてお使いです。
昨今は3文字で画数の多い名前が多くなりました。そんな方は是非1サイズ大きなφ13.5で下の名前のみの実印をどうぞ。
注)女性の場合、下のお名前だけでも実印として認可される自治体がほとんどですが地区によってはカタカナまたはひらがなのみの下の名前はダメである、など自治体によって特徴がございますので、ご注意下さい。
■銀行印について(名字または名前のいずれか)
銀行印は実印につぐ大事な印でありながらなぜか三文判でもなんでもいい、という不思議な扱いをされている印鑑です。しかし、通帳、小切手、有価証券などは貴重な財産ですから、落っことしたときに三文判でさっさとぬかれるといったことがないよう、別注をおすすめいたします。それこそサイズに規制はございませんが、(しいていえば、押すわくからはみださない、ということ)当店では、だいたい以下のサイズが人気です。
基準は自分の実印のひとまわり下のサイズ。実印がφ13.5ならφ12がよろしいでしょう。
サイズ | 男 | 女 |
---|---|---|
φ12×60mm | ○ | ◎ |
φ13.5×60mm | ◎ | ◎ |
■認印について
実は認印は常に不特定多数の人の目にとまる印鑑であって、使用者の人格を表しています。みんなの目にふれる回数が一番多い、という意味で考えれば最も心を配って欲しい印鑑です。
サイズ | 備考 |
---|---|
φ10.5×60mm | 男女共有 |
φ12×60mm | 男女共有 |
当店では、出世したら、部下のミトメ印の方が大きかった、という役職の方がミトメ印をつくりにけっこういらっしゃいます。押した判はどんな文書でもあなたの認証の証です。是非、お気に入りの判をつくって、押すたびによくみてください。大切なことがかいてあるかもしれませんよ。